事業会社から外資コンサルへの転職。経歴はほぼ刺さらず、合否を分けたのはケース面接とWebテストだった

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この記事の要点

  • 外資コンサル(戦略系・Big4系)のジュニア層の中途選考では、事業会社での実績はほとんど評価されなかった
  • 見られていたのは「ちゃんと仕事をしてきたか」と「地頭」。実質、ケース面接がすべてだった
  • Webテストを準備せずに受け、数社であっさり落ちた。これが一番の後悔
  • 事業会社の人ほど、コンサル側の価値観を事前に知る「情報戦」が必要になる

結論:事業会社からジュニア層で外資コンサルを受けるなら、経歴のアピールより、ケース面接とWebテストの対策に時間を使ってください。

私はエンタメ系のメガベンチャーで約5年、マーケと新規事業の責任者を経験し、外資コンサル(戦略系・Big4系)の選考を受けました。
事業会社の転職市場なら強みになるはずの経歴は、コンサルの選考では驚くほど評価されませんでした。

事業会社での実績は、ほぼ刺さらなかった

正直に書きます。事業会社でのアピールポイントは、ほとんど刺さっていなかったと思います。

私が受けたのは戦略系やBig4系の上位ファームで、採用枠はジュニア層です。
面接官の温度感はほぼ「第二新卒」を見るときのもので、見られていたのは次の2つだけだったと感じています。

  1. ちゃんと仕事をしてきたか
  2. 地頭がいいか

強いて言えば、反応があったのは次のような「実績とセットになった専門性」でした。

  • 経営に関わる上流の仕事まで経験していた
  • PL管理など、事業の数字に責任を持っていた
  • マーケや業界(私の場合はエンタメ系)について、成果とセットで語れる専門性があった

ただ、これらも合否を決める決め手ではなかった、というのが実感です。

なぜ刺さらないのか:価値観と共通言語が違う

ここが、事業会社にいる人が一番見落としやすいポイントです。

上位コンサルの人たちは、事業会社とはまったく違う価値観と判断軸で働いています。 共通言語もあまり多くありません。
事業会社で「すごい」と言われる実績も、彼らの物差しでは測りにくいのです。

事業会社に長くいると、この「異業種の物差し」はなかなか想像できません。
だからこそ、選考の前に次のことをやっておくべきだと思います。

  • コンサルで働いている人に、事前に話を聞く
  • エージェントと何度も壁打ちする

情報を持っているかどうかで、準備の方向性がまったく変わります。

経歴は「構造的に、端的に」話せれば十分

面接で経歴について聞かれるのは、主に「何に専門性があり、どこで成果を出したのか」です。端的に聞かれ、ときどき深掘りされる程度でした。

なので経歴は、理路整然と構造化して、短く説明できる状態にしておけば十分です。

一般には、成果を「課題 → 打ち手 → 結果」の順に分解して話すと、コンサルの面接官には伝わりやすいと言われます。
私の感覚でも、熱量を込めて語るより、論点を絞って構造的に話す方が反応は良かったです。

合否を分けるのは、ケース面接(とフェルミ推定)

私が受けたファームでは、すべての会社でフェルミ推定とケース面接がありました。 ジュニア層の採用では、実質これが選考のすべてだったと思います。

私は在職しながらの転職活動で準備期間がほとんどなく、正直、出たとこ勝負で臨みました。
あとから、志望先の過去問などを準備しておけばかなり楽になると知りました。

これから受ける人は、狙いたい会社がある程度はっきりしているはずです。エージェント経由で、会社ごとの傾向を聞いて対策することを強くおすすめします。

一番の後悔:Webテストを甘く見て、数社あっさり落ちた

もう一つ、恥ずかしい話を書きます。

ジュニア層の選考では、Webテスト(適性検査)がある会社も多いです。
私は新卒時に一般的な就活をしていなかったので、Webテストの感覚がまったくありませんでした。準備せずに受けた結果、数社であっさり落ちました。

面接に進めば戦えたかもしれない会社を、入口で落としたわけです。本当にもったいなかった。

Webテストは必ず、戦略的に準備してください。
一般に、Webテストは対策すれば点数が上がる種類の試験だと言われます。ただし上位ファームは、会社ごとに形式が違い、難易度もかなり高いです。「なんとなく問題集を1冊やる」程度では、安心して通過できるとは言えません。
志望先がどの形式を使っているかをエージェントなどで確認し、形式ごとに対策する。ここまでやって、ようやく「通る」と思える水準になると思います。

対策の優先順位(私の反省から)

優先度 やること 理由
① Webテストの対策(志望先の形式を確認したうえで) 入口で落ちると何も始まらない。上位ファームは形式も難易度も会社ごとに違う
② ケース面接・フェルミ推定の対策(志望先の傾向を把握) 実質これが選考のすべて
③ コンサルで働く人・エージェントから情報を集める 価値観と評価軸のズレを事前に埋める
④ 経歴を構造化して、端的に話せるようにする 刺さらないが、話せないとマイナスになる

事業会社の感覚だと、④に一番時間を使いがちです。私もそうでした。でも、優先度は一番低いです。

よくある質問

Q. 事業会社からコンサルに転職するとき、経歴は評価されない?
A. 私がジュニア層で受けた上位ファームでは、ほとんど評価されませんでした。見られていたのは「ちゃんと仕事をしてきたか」と地頭で、ケース面接の比重が圧倒的に大きかったです。

Q. コンサルの中途選考にWebテストはある?
A. ジュニア層の選考では、ある会社が多い印象です。私は準備せずに受けて数社落ちたので、必ず準備することをおすすめします。

Q. ケース面接の対策は何から始めればいい?
A. 志望先がある程度決まっているなら、エージェントを通して会社ごとの傾向や過去の出題を聞くのが効率的です。私は準備不足で臨んだことを後悔しています。

情報戦に勝つために

振り返ると、私の選考で一番効いたのは、エージェントとの壁打ちでした。
コンサル未経験という、エージェントから見れば決して「おいしい」とは言えない候補者だった私にも、親身に壁打ちに付き合ってくれました。

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