リファラル転職のリアル。紹介してもらっても「有利」にはならない。それでも頼む価値がある使い方

リファラル転職のリアル
記事内に広告が含まれています。紹介しているのは、筆者が実際に利用したサービスです。

この記事の要点

  • リファラルは選考で有利になるわけではない。入口が違うだけ
  • 社内の情報は中の人からしか得られない。ただ、紹介者が別の部署にいることも多く、直接役立つかは時と場合による
  • 価値があるのは、社内のイメージをつかんで想定とのズレをなくすことと、同じ部署や近い人を紹介してもらうこと
  • 頼むときに一番気をつけるべきは人間関係。お互いが気まずくならない頼み方をする

結論:リファラルは「有利になるための手段」ではなく、「話を聞くべき人にたどり着くための手段」として使うのが正解です。

私は、事業会社から外資コンサルへの転職と、今回の転職の両方で、リファラル(知人からの紹介)を使いました。そこで分かった、リファラルの実際を書きます。

リファラルで有利にはならない

よくある誤解ですが、リファラルだからといって選考で有利になるわけではありません。あくまで入口が違うだけで、選考の基準は同じです(エージェントなどとの比較はこちら)。

紹介した人・された人の双方に報酬が出る制度がある会社もありますが、それも本質ではないと思います。

内部の人の話は「直接」役に立つとは限らない

「中の人から事前に話を聞ける」のがリファラルの価値だと言われます。実際、社内の情報は、中の人からしか得られません。私も情報は得られていました。

ただ、正直に書くと、その情報が選考や判断に直接役立つかどうかは、時と場合によると感じました。

理由は単純で、紹介してくれる人は、自分が受ける部署とは別の部署にいることが多いからです。
同じ部署の人からの紹介なら、仕事の中身まで聞けます。でも別の部署だと、具体的な仕事の話までは分かりません。

それでも価値がある使い方

では、リファラルに意味がないかというと、そうではありません。私が実際にやっていたのは次の2つです。

  1. 社内のイメージをつかみ、自分の想定とのズレをなくす:働き方やカルチャーの空気感は、外から見るより正確に分かります。直接は役立たない話でも、「思っていた会社と違った」を防ぐ役割は十分に果たしてくれます
  2. 同じ部署や、近い部署の人を紹介してもらう:紹介者を入口にして、自分が受ける部署に近い人とつないでもらう

特に2つ目が大事です。リファラルの価値は、紹介者本人から聞ける情報に加えて、本当に話を聞くべき人にたどり着けることにあると思います。
転職先を決める前に、一緒に働く人と話しておくことの大切さは、こちらの記事にも書きました。

頼み方:一番気をつけるのは人間関係

リファラルを頼むときは、直接会って話すか、メッセージを送って頼みました。

一番気をつけたのは、人間関係です。

  • ある程度の関係性がないと、そもそも頼みにくい
  • 頼む側からすると、転職を考えていることを知られることになる
  • 選考に落ちた場合、お互いに気まずくなる可能性がある

だからこそ、お互いが気まずくならないように、頼み方には気を配りました。実際にやっていたのは次の3つです。

  • 「選考で有利にしてほしい」ではなく、「まず話を聞かせてほしい」という頼み方にする
  • 落ちても関係が変わらないことを、こちらから先に伝えておく
  • 最初に「内密にお願いします」と一言添える(相手も普通はわざわざ広めないので、一言で十分です)

よくある質問

Q. リファラル転職は選考で有利になりますか?
A. 私の実感では、有利になるわけではありません。入口が違うだけで、選考の基準は同じです。

Q. リファラルで内部の情報は聞けますか?
A. 社内の情報は中の人からしか得られず、社内のイメージをつかむのに役立ちます。ただ紹介者が別の部署にいることも多く、具体的な仕事の話まで聞くなら、同じ部署や近い人を紹介してもらうのが有効です。

Q. リファラルを頼むときに気をつけることは?
A. 人間関係です。転職を考えていることを知られる点や、落ちたときに気まずくなる点を踏まえて、お互いが気まずくならない頼み方をすることが大切です。

リファラル以外の入口も持っておく

リファラルは使える場面が限られるので、それだけに頼るのはおすすめしません。スカウト型のサービスに登録しておくと、自分の経歴にどんな企業が反応するかが分かり、入口を広げられます。

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